多摩川を挟み、世田谷区と川崎市2つの花火大会が同時開催される多摩川花火大会。2018年は10月の開催となります。「川崎市制記念多摩川花火大会」は2018年の開催で第77回を迎えます。8月開催から10月開催にかわったことで、今まで行ったことがなくても、足を運んでみようという方も多くなるかもしれません。穴場や駐車場についてなど、知っておくと安心な情報を調べてみました。川崎市制記念多摩川花火大会の詳細や有料席情報、穴場や駐車場についての情報をまとめます。

2つの花火大会が同時開催 

多摩川を挟んで世田谷区と川崎市二つの花火大会が同時開催される多摩川花火大会。「世田谷たまがわ花火大会」「川崎市制記念花火大会」二つの花火大会が至近距離で同時開催されるため、ほとんどの場所では二カ所で打上げられる花火両方を見ることが出来て、お得度満点の花火大会です。この二つの花火大会を合わせて「二子玉川花火大会」と呼ばれたりするようです。


どちらも歴史ある花火大会で、2018年の今年、川崎市制記念多摩川花火大会は第77回、世田谷区たまがわ花火大会は第40回を迎えます。秋の開催になった今年も、2つの花火大会が同時開催されます。


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今年は10月開催

もともと六郷橋での川開きとして始まった花火大会で、8月に開催されてきました。他の花火大会でも言えることですが、夏の花火大会は不安定な天気に悩まされることが多いですよね。多摩川花火大会も、昨年2017年は豪雨や雷のために開始2時間前を過ぎてからの中止の発表となりました。その時間には、すでに多くの人が会場付近に集まっていいました。世田谷区内の公園では落雷も発生し、病院へ搬送される方も出てしまう事態となりました。


そのようなことを考慮して、今年は10月開催になったようです。過ごしやすくなった秋の空に上がる花火、真夏の花火大会とは、また違った風流さがありますね。天候も荒れることなく無事開催されることを祈ります。


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多摩川花火日時詳細

花火打上の日時は、2018年10月13日土曜日、18時から19時の予定となっています。17時30分からはステージイベントが開催され、その後18時から花火が打ちあがります。昨年のように荒れた天候となれば中止となります。


打ち上げ場所は川崎市高津区諏訪2丁目先多摩川河川敷(国道246号線二子橋から第三京浜道路)で、観賞会場は多摩川河川敷となります。打上げられる花火の数は例年約6000発で、世田谷区側の花火大会でも6000発ほど上がるので、合わせると約12000発の花火が空に打ちあがることになります。


過去のデータを見てみると、例年、川崎市側では約20万人世田谷区側では40万人くらいの人出があります。今年は10月開催ということで、開催時期が変わるので、人出にもなにかしら変動が出るかもしれませんが、たくさんの人で混み合うことは間違いないと考えておいた方が良さそうです。

有料チケットはすでに発売中

長い時間場所取りや、ギュウギュウの混雑になるのが不安という方には、有料のチケットの購入がおすすめです。

<川崎会場>

川崎市高津区に設置される川崎会場のチケットはパイプ椅子席が5000円、2人用のペアシートが13000円、4人用のファミリーシートが20000円で、チケットぴあにて2018年7月9日からすでに発売が開始されています。18時から打ち上げ開始予定ですが会場は16時に開場予定なので、早めに行ってお祭りの雰囲気を楽しみたい方も、購入した席でゆっくり楽しめそうですね。


チケットはドリンクが2本とお菓子が付いた値段です。ペアシートやファミリーシートは必ず全員がそろってからの入場となるのでご注意ください。また、3才未満は無料ですが、その場合は必ず保護者の膝上で観賞しなくてはいけません。また、開催決定後の荒天での中止の場合にはチケットの払い戻しが出来ないので注意が必要です。

<上野毛会場>

東京都側の上野毛会場でも有料席が設置されます。こちらも2018年7月17日からすでに発売開始されています。パイプ椅子席が4500円、2人用のペア席が13000円。テーブル席は4枚単位での販売なので一席あたり6250円ですが、1テーブル25000円での販売です。3名まで座れるベンチ席は17000円で販売されています。テーブル席とベンチ席にはドリンクとお菓子が付きます。こちらもペア席、ベンチ席へは必ず全員そろってからの同時入場が必要です。また、3才未満は保護者の膝上での観賞に限り無料です。開催決定後の荒天による中止の場合は、チケットの払い戻しが出来ないので注意しましょう。

世田谷区たまがわ花火大会 有料チケット

世田谷区のたまがわ花火大会側での有料席についても紹介しておきます。こちらのチケットは全国のローソンやミニストップに店内設置されているLoppi(ロッピー)で直接購入することが出来ます。Lコードは30066です。


有料席が設置される会場は二子橋上流の世田谷区立二子玉川緑地運動場です。4名席のテーブル席Aは32000円、4名席のテーブル席Bは22000円、1人席のイス席が45000円、2人席のペア椅子席とペアシート席がそれぞれ11000円、4人席のシート席が14000円、10人席の大型シート席が35000円となっています。


こちらも保護者の膝上での観賞の場合は、3才未満は無料です。購入後のキャンセルや変更はできませんが、荒天などで花火打上前までに大会が中止になってしまった場合には全額が返金されるようです。


満席になり次第、販売終了となってしまうので、少しでも早く席を予約してしまいたいという方は、電話やインターネットで予約して、ロッピーで発券するという方法もあります。
受付電話番号は0570-084-003
受付URLはhttp://l-tike.com/tamagawa-hanabi/です。


8月18日現在、川崎会場や上野毛会場のチケットにはまだ余裕があるようですが、世田谷区の会場のチケットはすでに売切れてしまっているものもあります。お考えのお方は早めに調べてみることをオススメします。

穴場観覧スポット

川崎市高津区諏訪の河川敷で打ち上げされるので、多摩川の河原へ出てしまうのが何よりも確実に花火を見る方法です。実際、河川敷はとても広いので、場所にこだわりすぎなければ、時間直前でもレジャーシートなどを広げてゆっくり楽しめる場所が多いようです。まずは河川敷でも比較的混雑を避けて観覧しやすい穴場スポットをご紹介します。

路線バスで「上河原バス停」へ

JR南武線「武蔵中原」駅から多摩川の河原沿いに出ると、二子新地ほどの混雑はなく、観賞出来るようです。
花火を見渡せる多摩川の河原は広いので、場所によっては30分前に到着しても、シートを敷いてゆっくり楽しめるくらいのスペースがあるところが結構あります。各駅から歩くのが遠いと心配な方は路線バスで「上河原バス停」で降りると、100m程で多摩川の堤防にたどり着きます。

等々力緑地付近多摩川河川敷

上記で紹介した「上河原バス停」からすぐの河川敷のすぐ近くなのですが、等々力保育園近くの「等々力交差点」を渡った先にたどり着ける多摩川河川敷もおすすめです。等々力緑地には駐車スペースや駐輪スペースもあるので、車や自転車で行こうとお考えの方にもおすすめなんです。会場からは少し離れるので、下の方に低く上がる花火などは見えにくいところもありますが、高く打ちあがる花火はしっかりみえます。レジャーシートを敷いてゆっくり楽しむ人が多く集まっています。会場ほどの混雑も無く、打上時間がせまっていても、比較的観賞スペースを見つけやすいエリアのようです。

玉川高島屋

二子玉川駅すぐの玉川高島屋はレストランや屋上から花火を眺めることが出来る穴場スポットです。レストランやカフェでもいくつか花火がみえる席があるのですが、もちろん窓際の席には限りがあるので、絶対とはいえないところが難しいところです。また、多摩川と反対側にあるレストランもあるので注意が必要です。屋上から見る場合にもすべての場所からみえるというわけでもないので、多摩川側がどちらかしっかり確認しておいたほうが良さそうです。

トキオプラージュ・ルナティック

二子玉川公園近くのフレンチレストラン「トキオプラージュ・ルナティック」の2Fからは川崎市と世田谷区両方の花火大会が楽しめるみたいです。食べログの評価も3をこえているお店なので、おいしいお料理も楽しみながら花火観賞が出来そうです。

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会場の混雑よりも帰りの混雑に注意

2カ所での同時開催の花火大会で、例年、合わせて60万人ほどの人出がある大きな人気の花火大会なので、やはりそれなりに混雑はします。有料チケットもさまざまな種類発売されていますし、河川敷は広いので無料で観賞できるエリアもかなり広くあるのですが、行き帰りの交通手段には注意が必要です。東京都側、神奈川県側共に大規模な交通規制がされるので、車で会場近くまで行かれる方は注意が必要です。帰り時間帯には渋滞が避けられません。長時間車で過ごすことも想定して動いた方がいいかと思います。


電車で行かれる方は、川崎会場の最寄り駅は東急田園都市線「二子新地駅」で、そこから歩いて12分ほどです。上野毛会場の最寄り駅は東急田園都市線「二子玉川駅」で歩いて8分ほどです。「上野毛駅」からなら歩いて13分ほどかかります。これらの最寄り駅は特に帰りの時間帯がとても混みます。それなりに時間がかかることも覚悟の上で行動した方がよさそうです。


屋台などを楽しみたい方は多摩川二子橋公園などに出店されますよ。


最後に

川崎市と世田谷区2カ所の花火大会が同時開催される多摩川花火大会。場所によっては両方の花火を楽しめるお得な花火大会で人気もとても高いです。玉川河川敷は広いので、今年はここ、来年はここにしようかなと自分だけの穴場探しをするのも楽しそうですね。今年は天気にも恵まれて無事開催されて、たくさんの方が楽しめることを祈っています。