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TBSテレビ「マツコの知らない世界」 、2018年7月17日の放送は「マツコの知らない蚊の世界」です。2016年に「日本人高校生が世界的大発見をした!」と話題になっていた田上大喜さんがゲストです。妹ばかりが蚊にさされることを疑問に思った田上大喜さんは、中学生のときに蚊の研究を始め、高校生で世界もおどろく実験結果を発表しました。やっかいでわずらわしい蚊との戦いが始まるこの季節。「マツコの知らない世界」出演でますます注目されること間違い無しの田上大喜さんについて調べてみました。

中学校時代に蚊の研究開始 田上大喜さんとは


「蚊の研究者」ということで、昨年、一昨年ともに、暑くなって蚊が気になる、この季節にメディアに登場することが多かった田上大喜さん
蚊の実験で注目をあびはじめたのは2016年のことです。
16歳だった田上大喜さんは、NHK「ためしてガッテン」にご本人が出演され、大発見となった研究について語られました。


今まで、田上大喜さんの研究については、日本テレビの「NEWS ZERO」テレビ朝日の「スーパーJチャンネル」、フジテレビ「Mr.サンデー」など多くのメディアが取り上げてきています。


メディアでも見かけることが多かった昨年までは、
京都教育大学付属高校在学されていました。
蚊の研究は、中学時代にはじめたそうで、
高校生の時に大発見をして、日本のみならず、世界中から注目される蚊の研究者となりました。


現在18歳で大学生になっていると思われます。
今までもメディアへの出演を経験されていますし、
マツコさんとはどのようなトークを繰り広げてくれるのか気になります。


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蚊だけじゃない!優秀すぎる高校時代


「京都教育大学附属高等学校」偏差値が69といわれているので、
それだけでも、優秀であることはわかるのですが、
高校在学中の平成28年には「カナダの国際数学コンテストCEMC」でコンテストの成績上位25%以内の者であるという「優秀賞」を受賞しています。
また、平成29年には「化学グランプリ2017」の一次予選で「近畿支部支部長賞」を受賞しています。


平成27年には、全国物理コンテスト「物理チャレンジ!」という、20歳未満の大学などに入学する前の青少年を対象とした物理コンテストに参加しています。


田上さんが参加されたのは「物理チャレンジ」の中の「第1チャレンジ」と呼ばれるもので、
全国70ほどの会場で一斉に実施される「理論問題コンテスト」と、実験課題に自宅や学校で実際に取り組み、その結果を実験レポートとしてまとめて提出する「実験課題レポート」の2つで審査されるコンテストのようです。この第1チャレンジで当時高校一年生だった田上大喜くんと、当時中学校二年生だった妹の千笑さんは、共同実験で取り組んだ「摩擦係数の測定による「おむすびころりん」が実現可能であるかどうかの検証」という実験をレポートにまとめ、応募しています。テーマもとてもユニークですね。
このレポートは、審査員特別賞である「楽しんだで賞」という賞を受賞しています。


蚊の研究をされた理由が「蚊にさされる妹のため」ということだったので、
なんて兄妹仲がよいのだろうと思ってはいましたが、
実験も一緒にされているとは!
こんなに仲良しで、しかも優秀な兄妹すごすぎます!


田上大喜さんが最も注目されている分野である蚊の研究では、
筑波大学が、ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士の功績を称えて行っている、自然や科学の芽を育てることを目的としたコンクールで、2016年に「科学の芽」賞を受賞しています。
その時のレポートタイトルが「蚊がなぜ人間の血を吸いたくなるのかを、ヒトスジシマカの雌の交尾数で検証する」というもので、まさに田上さんが世界中から注目されるきっかけとなった蚊の研究についてをまとめたレポートです。
メディアだけではなく、研究者や専門家の方たちから、すでに高い評価を得ているのですね。

田上大喜さんの蚊の研究とは

世界中から注目が集まっている、田上さんが行っている「蚊の研究」とはどのようなものなのでしょうか。
そしてどのような結果が話題になったのでしょうか。
すでにメディアなどで発表されていることをふりかえってみます。


小学生の時に、妹・千笑さんと山へ虫取りに行くことが多かった田上さんは、
妹さんだけが蚊に刺されまくるのに自分はあまり刺されないことに疑問を持ちます
そして、蚊のアレルギーを持っている妹さんのためにと、
中学生である14歳の時に独自に蚊の研究を開始します。


2016年には、3000匹以上の蚊を飼育されていたようです。
蚊のえさは、自分の腕!蚊が群がる中に差し入れているそうです。


衣類や帽子など妹さんの持ち物で蚊の反応を観察し、妹さんの持ち物での反応も観察していきます。
その中で妹さんの「靴下」を入れたときの反応が他とは全く違うことを発見します。


自然界では、蚊は一生のうちに一度しか交尾しないといわれているそうなのですが、
妹さんの靴下を入れた時には、何度も交尾していたり、針を出して刺そうとしたり大興奮する姿が見られたそうです。
田上さんが飼育しているヒトスジシマカという蚊は交尾したメスのみが血を吸うそうです。
その原因となったのが、足のにおいではなく、
足のうらにいる「常在菌」の種類の数だそうです。


常在菌とは?
人の身体に存在する細菌のうち、多くの人に共通してみられるもので、菌が人の身体に害となる影響を与えるような病原性のないもの。健康な人の皮膚には必ず存在している。地域環境や生活習慣などによって、人によって菌の種類や数の割合は違う。


つまり、足の裏にいる常在菌の種類が多い人ほど蚊に刺されやすいということです。
このことを、当時高校2年生だった田上くんが発見しました。


実際に蚊に刺されにくい田上くんは足の裏の常在菌が400種ほどだったのに対し、
蚊にさされやすい妹さんは1200種もいたそうで、3倍も違います!


そこで、田上くんは、妹さんに足首から下をアルコールで消毒することをすすめました。
すると、妹さんの足を刺す蚊の数が3分の1にまで激減したそうです。


蚊に刺されることが減った妹さんは、もちろんお兄さんに感謝しています。
が、暑い時期になって、蚊に悩まされる人は、田上さんの妹さんだけではありません!
この実験結果が数々のメディアで取り上げられ、ご兄妹そろって出演されるなど、大注目されました。


結構大規模な実験、研究費用などもそれなりにかかってしまうのでは?
と気になるところですが、研究費はお年玉などから自分でまかなっていたようです。
培地や実験道具もペットボトルなどを再利用して自作して研究コストを下げる努力をされていたそうで、
蚊の研究のみならず、とことん優秀です。

田上さんの今後に期待

昨年までの高校生時代のメディア出演時の情報は多いのですが、
大学に入ったと思われる今年の情報は見つけられませんでした。


大学受験を控えた時期にも夜中0時から2時の蚊の活動時間には蚊の実験をし、
そのほかで受験勉強をするなど、蚊の研究との両立をはかっていた田上さん。


以前、出演した番組の中で田上さんは、
蚊と皮膚について研究していきたいということ、
皮膚の弱い人を助けたいということなどを話していらっしゃいました。


田上さんが実験しているヒトスジシマカは、足の常在菌を好むという結果がでましたが、
日本にいるオオクロヤブカはおしりのにおいを、
オーストラリアの蚊は頭のにおいを好むそうで、
蚊の種類によって反応するものが違うそうです。


今後も蚊が好む菌の特定のために蚊の研究を続行しつつ、
皮膚の弱い人を助けるための研究もしたいと語っていた田上さん。
世界中の多くの方たちが田上さんの研究に注目するのも納得ですね。
ぜひ、研究を続行して結果を発表していただきたいです。

田上さん「マツコの知らない世界」では何を語る?

もともとは妹さんのために「蚊の撃退」を目的として研究をはじめられたそうですが、
小さい頃からの虫好きで、自分の腕をエサとして差し出すという飼育方法などからしても、
よほど蚊への愛情も深いですよね。なにせ3000匹以上飼育とか言っていますし。
大学受験中にも蚊の研究を続けるほどですし、蚊への愛情を感じてしまいます
今回出演されるのは「マツコの知らない世界」ですし、
これまでに登場されてきた番組とは違う角度からの田上大喜さんが見られるのでは。
今まで取り上げられてきたメディアの多くは「蚊からの防御方」としての研究結果への注目や、「高校生の大発見!」としての話題性がメインだったので、
大学生になっていると思われる田上さんが、
今までに語っていないような蚊の生態や、
蚊への愛についての熱いトークなどが聞けるのではないかと。
どのようなマニアックな話が飛び出すのか、
マツコさんとのトークにかなり期待してしまいます。

最後に

中学時代から蚊の研究を始め、高校生時代に発表した実験結果で、多くの高い評価を得ている田上大喜さん。すでに世界に認められている「蚊の専門家」であると話す人もいます。
昨年までは、メディアで取り上げられることも多く、ご本人も登場して、それまでの研究についてお話される姿を見ることがあったのですが、今年に入ってからはなかなか見かけることが出来ませんでした。
高校も卒業されているはずですし、その後どう過ごされているのか、今回の「マツコの知らない世界」には、かなり注目が集まりそうです。


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