通信教育の大手Z会。Z会の通信教育に幼児向けコースもあるのをご存じですか。今回は、Z会の幼児コースについて料金や学習の効果などについて詳しく調べてみました。Z会幼児コース学習者の口コミも一緒にご紹介します。

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Z会の通信教育 何歳から?


受験に対応した大手通信教育として有名なZ会の通信教育。幼児教育の通信講座もあります。教材は年少(3歳、4歳)から準備されています。新年少を対象とした教材以降、年少コース、年中コース、年長コースとそれぞれの学年ごとに対応した教材が組まれています。

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Z回幼児コース 料金は?


Z回の通信教育は1ヶ月から受講が可能なのですが、学年や支払い方法によって受講会費がかわってきます。はじめに気になるZ会幼児コースを受講した場合にかかる料金についてご紹介します。まず、入会金や再入会にかかる料金は0円です。月々の受講会費としてかかる金額は支払い方法によって変わってきます。支払い方法は1ヶ月払い、6ヶ月一括払い、12ヶ月一括払いの3種類あります。


年少コースでは毎月払い(一ヶ月ごとの支払い)の場合、1ヶ月あたりの料金は2102円、6ヶ月一括払いでは1ヶ月あたり1996円(6ヶ月分合計11,976円)12ヶ月一括払いでは1ヶ月あたり1786円(12ヶ月分合計21,432円)となります。毎月払いの支払いより6ヶ月一括払いで5%、12ヶ月一括払いで15%の割引料金ということになります。


年中コースでは毎月払い(一ヶ月ごとの支払い)の場合、1ヶ月あたりの料金は2799円、6ヶ月一括払いでは1ヶ月あたり2659円(6ヶ月分合計15,954円)12ヶ月一括払いでは1ヶ月あたり2379円(12ヶ月分合計28,548円)となります。毎月払いの支払いより6ヶ月一括払いで5%、12ヶ月一括払いで15%の割引料金ということになります。


年長コースでは毎月払い(一ヶ月ごとの支払い)の場合、1ヶ月あたりの料金は2848円、6ヶ月一括払いでは1ヶ月あたり2605円(6ヶ月分合計16,230円)12ヶ月一括払いでは1ヶ月あたり2420円(12ヶ月分合計20,040円)となります。毎月払いの支払いより6ヶ月一括払いで5%、12ヶ月一括払いで15%の割引料金ということになります。

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Z会幼児コースの教材内容は?


幼児コースでは毎月4種類の冊子教材が届きます。親子や子ども自身で取り組みながら、成長し学んでいく教材です。

継続教材

まず年少から年長まで継続的に共通で届く教材が3種類あります。


親子で取り組む体験型教材「ぺあぜっと」
親子、または1人で取り組む体験型の課題です。各回2ページから6ページを月に4回から10回程度取り組む内容となっています。1回にかかる体験時間は10分から1時間ほどです。


保護者向け情報誌「ぺあぜっとi」
ぺあぜっとへの取り組み方や育児情報が掲載された情報誌です。子どもの成長を促すための教え方や見守り方などの具体的なコツが記されています。ぺあぜっとでの体験が小学校入学後の学びにどのようにつながっていくのかについてなど細かい説明も載っています。


ワーク教材「かんがえるちからワーク」
字が読めるようになるまでは大人のサポートが必要になりますが、成長と共に1人で取り組んでいくワーク教材です。1回分1ページから2ページが年少コースでは月に24回から30回分。年長では30回から35回分掲載されています。学習時間は1回分を5分から10分で終えるイメージです。

学年別教材

年少コース
図鑑や探し絵などの要素も入ったミニサイズ絵本「いっしょにおでかけブック」
月に1冊16ページ前後の絵本が届きます。親子で家でも外出先でも楽しめるミニサイズで、だいたい148mm×178mmの薄くて軽い絵本なので持運びにも便利です。12ヶ月毎月違うテーマの内容の絵本で、体験やワークとは違う楽しさや学びがある絵本教材です。年少コースでは提出課題はありません。


年中コース、年長コース
年中コースになると絵本ではなく「ぺあぜっとシート」という教材がはじまります。年少コースでは提出課題がないのですが、年中コースになるとこの「ぺあぜっとシート」を提出することになります。この教材には月に1度親子で取り組みます。親子の会話をもとに絵を描いて提出するという課題です。この課題は年長コースでも引き続き学習していきます。年長コースでは「ぺあぜっと」での体験などをもとに絵を描いて提出するような課題となります。


その他にそれぞれの学年で、入会時に1年に一度だけ届くアイテムなどもあります。

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教材を見てみての感想


実際に教材をみて、Z会の幼児教育の特徴はやはり体験を重視しているところのようです。複数回の復習が続くワーク教材などに疑問をもっている方には「ぺあぜっと」はとても魅力的なのではないでしょうか。私自身幼児期の勉強は楽しむことが大切だと感じています。今後ハードになっていく学習の基礎となる「知りたい」「やってみたい」という心をはぐくむ大切な時期が幼児期だと思うので、体験や感性の成長に重点をおいているZ会の幼児コースの内容や、カラフルで楽しいイラスト満載の教材は子どもたちも意欲的に取り組めるように感じます。
その他にも、定番のワーク教材もついていて、毎日やりきるという力をつけていくこともできるのもいいですね。学習量も年少、年中、年長それぞれ考えられていて、平日でも辛すぎずに毎日やりきることができる量かなと思います。
ただ、難関受験用通信教育というイメージのあるZ会の通信教育。幼児期からより高い水準の学習を求めている方にとっては、幼児コースでのワーク教材の内容はものたりなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

Z会 幼児コースの口コミ

https://twitter.com/imimame_mamii/status/1083589705273233408

通信教育選びで注意が必要なこと


通信教育を選ぶ特に気をつけておきたいことは、どの教材も完璧ではないということです。子どもの能力、性格はみんな1人1人違います。その子どもを取り囲んでいる環境や取り組み方も違います。教材は学習、勉強、学びの「素材」の1つでしかありません。子どもを伸ばす道具の1つとして利用していきましょう。そして、一度始めたからといって延々と続けなくてはいけない訳では無いので、「この子には合わなかった」と判断した場合には、他の教材を検討するという考えを持っていた方が良いと思います。


そして、ご自身が納得した内容のものを子どもに与えるということもとても大切です。通信教育の場合、学習塾などよりも保護者にかかる負担の割合は高くなります。幼児期の子どもたちに毎日継続的に学習させていくための声かけやサポートは時に辛くなることもあるかと思います。その時に、自分が学習させることの目的が見えない状態、納得の出来ない教材では自信を持って声かけ出来なくなってしまうからです。

最後に

難関受験用というイメージだったZ会の通信教育ですが、幼児向け通信教材は、意外とお手頃価格で体験型学習も筆記ワークもあるカラフルな教材でした。親子で取組む教材も小学校入学後への影響なども具体的に意識出来る内容で、親としても参考に出来る部分が多いように感じました。どんなにすばらしい教材でも取り組まなければ力になりません。お子さんにも自分自身にも合う教材に出会えると楽しく学習出来そうですね。