最近ではおしゃれで綺麗に盛り付けられたおせち料理をテレビやSNSで見かけることが多くなりましたね。その一方で、おしゃれで綺麗なおせち料理に憧れるけど、どんな風に盛り付けたら良いのかさっぱりわからないという方も多いと思います。
今回はお重を使ったおせち料理のおしゃれな盛り付け方のコツを紹介します。
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重箱への詰め方の基本
重箱へのおせち料理の詰め方で最初に気になるのが、どの段にどんな料理を詰めるのか。頻繁に作るものでもないので、おせち料理の知識もさっぱりの方も多いかと思います。
おせち料理の重箱への詰め方には、基本的な詰め方はもちろん、伝統的なルールというものがあるので、いくつかポイントを押さえることができれば、初心者でも素敵なおせち料理を作ることができますよ。
重箱への詰め方ポイント
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段ごとに詰める料理
最近では三段重のおせち料理が主流ということで、今回は三段重について段ごとに入れる食材を紹介していきます。
- 一の重に詰める料理一の重に詰める料理は、祝い肴とされるおめでたい料理と口取りを入れます。五穀豊穣を願う「田作り」、子孫繁栄や子宝を願う「数の子」、邪気払いに勤勉や健康を願う「黒豆」(関西では開運を祈願する「たたきごぼう」)が三つ肴と呼ばれ、おせち料理には欠かせないものとなっているんですよ。口取りには、初日の出を連想させる「紅白かまぼこ」や、文化発展を願う「伊達巻」、商売繁盛や金運を招く「栗きんとん」、子孫繁栄を願う「昆布巻」を詰めます。
- 二の重に詰める料理二の重では酢の物や焼き物を詰めます。焼き物には、「めでたい」の語呂合わせでよく使われる「鯛」や、出世魚の「ぶり」、長寿の願いを込めた「海老」がよく使われています。他にも鶏肉の焼き物を入れたりもします。酢の物では、家庭の繁栄を願う「紅白なます」を始め、酢だこや酢蓮を詰めます。
- 三の重に詰める料理三の重には筑前煮などの煮物を詰めます。末永い幸せを願う根菜類の煮物や、将来の見通しが利きますようにと願いを込めたれんこん、子孫繁栄を願う里芋が煮物でよく使われていますよ。一の重、二の重は海の幸を使ったものが多く見られましたが、三の重には山の幸を存分に詰めることができますね。
重箱をおしゃれに盛り付けるコツ
詰め方のコツや、各段に詰めるものがわかってきたので、今度はおしゃれに盛り付けるためのコツを紹介します。
- 詰め方を工夫する
詰め方を工夫するだけで、おせち料理の見栄えが全く別のものになります。料理ごとに綺麗に見える詰め方をすれば、それだけでとても素敵でおしゃれなおせち料理になりますよ。盛り付け例- 市松名前の通り、重箱を市松模様のように9つに仕切り料理を詰めます。一の重に詰める料理が多い一の重におすすめですね。
- 隅切重箱の中央に菱形のスペースを作るので、メインの料理を詰めておせち料理を華やかに演出することができます。家族の好き嫌いが多い場合は、中央部の菱形を更に4等分して、料理を詰めることもできますよ。
- 手綱こちらは重箱を斜め平行に区切った詰め方です。メインの料理を一層引き立たせることができるので、こちらも二の重におすすめの詰め方になります。
- 末広重箱の中心に一品置き、対角線上に4等分する詰め方です。二の重の盛り付けにも向いていますが、具材ごとに煮物を配置しやすいので、三の重におすすめです。
- 段取り暗くなりがちな煮物の盛り付けにおすすめの詰め方です。具材ごとに横一列に並んだ食材は見栄えも良く、どんな食材が入っているのかがひと目でわかりやすいのでおすすめの詰め方です。
- 仕切りに使うアイテムで見栄えもアップ基本のところで、「仕切りは葉物を使う」と紹介しましたが、黒豆や栗きんとんなど崩れやすいものや、酢の物のような汁気のある食材は小鉢を使ったりするだけでもおしゃれに見えますよ。しきりに使う葉物の種類も葉らんや、南天、松葉など色んな種類があるので、アイテム選びだけでも楽しくなりそうですよね。
- 食材の色味を意識して詰める隣接する食材の色が違うだけでも、彩りが鮮やかに見えると思います。盛り付ける際には隣接する食材の色味にも注意して配置していきましょう。色味が暗くなりがちな煮物でも、飾り切りをした人参があるだけでパッと明るい印象になりますよ。
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最後に
おせち料理のお重へのおしゃれな詰め方について紹介しましたが、いかがでしたか?
伝統的なルールもありますが、ポイントさえ押さえれば、初心者でもおしゃれで綺麗なおせち料理を作ることができますよ。
お重はあまり馴染みがない方も多いかと思いますが、自分好みのおせち料理に挑戦してみるのも楽しそうですね。
最後までお読みくださりありがとうございました。