子育ては、24時間365日エンドレス。
疲れが取れる前に次の疲れがやってくるような毎日。
体力面も精神面もクタクタ…。
でも、「ママはみんな大変」
「自分だけつらいわけじゃない」
「ちゃんとやらなくちゃ」
そう踏ん張ってしまいがちです。
でも、やっぱり体力、精神力ともに限界はあります。
この記事では、ストレス、疲れを溜めすぎたために現れる「うつ」の知識と、そうならないためのリフレッシュ法についてお伝えいたします。
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頑張り屋さんは要注意!?「うつ病」を詳しく解説!
子育てママの多くは次のようなストレスを抱えています
- 家事、育児をひとりで背負っている
- 話を聞いてくれる人がいない
- 自分の時間がない
- 夫が愚痴を聞いてくれない、理解してくれない
- 完璧な親を目指してしまう
- 初めての事、予想もつかないことが起こる不安感
- 子供が思い通りにならないいら立ち
- 子供を強く叱ってしまうことの自己嫌悪
- 社会から取り残されているような疎外感
- 近所、親戚、ママ友への気遣い
- 睡眠不足
- ホルモンバランスの乱れ
ストレスや疲労を抱えて頑張っているママが
「うつ」になってしまう話を近年よく耳にするようになりました。
「うつ」というのはどういうものなのか、正しく知りましょう。
まず、うつとは特別な病気ではなく
「心の風邪」とも言われているように、誰でもなる可能性のある病気です。
心が弱い、怠けている、気の持ちよう…
というのは間違った認識ですので、注意しましょう。
うつ症状を感じた時に、自分で気持ちを強くして元気になろう…ど頑張る方がいますが、心の弱さからくる病気ではありませんので、このようにしても治ることはほとんどありません。
なぜかというと、うつ病は、ストレスや疲労、環境などで、脳から心とからだを正常に動かすための
神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)が減ってしまうために起こる病気だからなんですね。
そのため、うつを治すためには、自分の力でなんとかしようとするのではなくて、診察を受け、治療する必要があるのです。
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うつの主な症状
[精神面]
- 物事を悲観的に考える
- つらい気持ちが強くなり自分を責める
- 無気力になり日常生活に支障をきたす
- やる気がなくなりすべてがおっくうになる
- 人と会いたくない、しゃべりたくない
- イライラする
- 急に涙が出る
- 子供がかわいいと思えない
- 死を考える
[身体面]
- 睡眠の質が悪くなる
- 頭痛、めまいが増える
- 食欲が安定しない
- 肩、背中、腰などからだ全体の凝り
- 息苦しい、動悸
- すぐ疲れてしまう
[うつになりやすい人の性格]
- 白黒ハッキリ決めたい
- 真面目で几帳面
- 責任感が強い
- 仕事熱心
- 頑固なところがある
- 人からどう見られているか気になる
- 悲観的な見方をする
- 感情表現が下手
- 言いたいことを我慢する
このように、とても真面目で頑張り屋さんが
うつ病になりやすい傾向にあります。
子育てママはただでさえ子供を育てる責任や次から次へとやることがあって、初めての事も多いですよね。
真面目に頑張るママほど疲れきってしまいます。
頑張り続けた勲章が「うつ病」では悲しいです。
疲れを感じてきたら、ちょっと立ち止まって自分を休ませてあげましょう。
子育ては忙しくなかなか時間は取れませんが、ストレスや疲れを解消して、リフレッシュする方法を考えてみましょう。
ストレス、疲れは溜め込んじゃダメ!4つのリフレッシュ法
日々子育てに終われてへとへとになりながら、気付いた事があります。
それは、心と身体は繋がっている、ということです。
ストレスや悩み、不安が大きくなっていると、体調を崩してしまう。
逆に体調が優れないと、子供のしている小さな事にイライラしたり、落ち込んでしまったり。
心も身体も同じように休ませてあげないといけないんですね。
なんとなく忙しく頑張ってしまうのはやめて、意識して休むように工夫することが大切ですよ。
子供と離れる時間を少しでも作る
愛する大切な子供でも、ずっとべったり一緒に居るのは、実はとても神経を使っていて疲れることだったりします。
ママになる前の生活を思い出してください。
ひとりの時間ってありましたよね。
自分のペースで使える時間がずっとあったはずなんです。
それがママになった瞬間から、24時間赤ちゃんのペースで動かされています。
これがストレスにならないわけがないんですね。
だからまずは、少しでもいいので子供と離れて、自分のためだけに使える時間を確保しましょう。
パパや実家、短時間の一時預かりの支援など、利用できるものはガンガン使うのがポイントです。
子育ては、1人で頑張る必要なんてありません。
あなたがヘトヘトなんだから、遠慮せず周りに頼ってくださいね。
最初は子供と離れると気持ちが落ち着かないと思いますが、子供を預かる家族も子育てに参加できて、案外楽しんでもらえることが多いですし、預けた先では、子供もいつもと違う遊びや環境で良い刺激を受ける事ができます。
慣れていくと本当に子供がいない間は、とてもリラックスできる時間になりますので、是非、周囲の信頼できる人物にお願いしてみてくださいね。
同じ子育て中のママ達とおしゃべり
公園、児童館、子育てサークルなどでおしゃべりするのはとても気持ちが晴れます。
子育ての不安な事、愚痴、話してみるとみんなが同じように感じていて、話すだけでスッキリ。
子供もお友達と遊ぶことで、良い刺激になります。
もちろん、性格的に人と会うことが苦手だったり、緊張してしまう場合は無理する事はありません。
逆にストレスになってしまいますので、そういう場合は自分に合ったものをお試しくださいね。
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お風呂をひとりでゆっくり入る
どうしても子供とお風呂に入ると、ゆっくりと湯舟につかってリラックス…とはいきませんよね。
そこで、パパが休日の時などは、少しの間パパに子供をお任せして、ママひとりのバスタイムで疲れを取りましょう。
良い香りの入浴剤はアロマ効果でゆったりリラックスできますよ。
子供のお昼寝の時間は一緒に休むのも◯
子供をお昼寝させた時、ママが浮かぶのは「寝てるうちにやってしまおう!」
ということで、気になっていた家事をし始めますよね。
でも、疲れてるなあと感じてる時は、「今日は一緒に休もう」と、目を閉じてうとうとしたりぼーっとしたり。
育児中のママは寝不足になってしまいがちですし、子どもが寝ている時間はやるべきことにとらわれず、一緒に布団に入ってしまうのはオススメですよ。
疲れが取れてから家事を始めた方が身体も動きますし!
最後に
子育てを全力でやる、というよりは、少し手抜きをしながらどこかゆるく子育てしてみましょう。
いつも同じように頑張るのではなく、疲れたら休むのが最優先。
子供を大切にするのと同じくらい、ママ自身も大切にしてあげましょうね。