自由研究の内容は決まったけど、まとめ方が分からない。
キレイに見やすくまとめるには?
研究まではうまくいっても、まとめ方に戸惑ってしまう方は多いと思います。
せっかく面白い研究内容でも、まとめ方がうまくいかなかったら、みんなに読んでもらえません。
でも、方法とコツさえしっかり押さえれば、誰でも簡単にまとめることができます。
そこで、今回は、自由研究の簡単なまとめ方をご紹介します。
具体的に、どんな構成でまとめたら良いのか、何にまとめれば良いかなど。
これさえ読めば、素敵な自由研究が出来上がるはずです!
ぜひ参考にしてみてください。
自由研究を書く順番は?自由研究の鉄板構成を1つ1つ解説!
まず、自由研究をわかりやすくまとめるには、次の6つの順番が大切です。
ざっとこんな感じの順番でまとめましょう。
1.研究のテーマ、題名
2.この研究を選んだきっかけ、理由
3.研究の方法と内容
4.研究の結果
5.結果から考えたこと、感想
6.参考にした本やウェブサイト
なんとなくまとめのイメージはできましたか。
では、それぞれについて細かく解説していきます。
1.研究のテーマ、題名
読むひとが、最初に目にするのがこの研究テーマ、題名です。
つまり、題名次第で、どれだけ多くの人に読まれるかが決まります。
みんなに「読んでみたいな」とか「面白そう!」と思ってもらえるような題名にしましょう。
また、これを読んだだけで、大体どんな研究をしたのかが分かる必要があります。
短い言葉でその研究内容が分かるように工夫しましょう。
具体的に、ヒマワリの研究をした場合、題名には必ず「ヒマワリ」を入れますね。
あとは、ヒマワリをどんな風に研究したのかを簡単に書いたり、またはその研究で明らかになったことを一言で表したりしましょう。
この時、先ほども言いましたがみんなが興味を引く言葉を選びましょう。
例えば、ヒマワリについて自由研究したとき、「ヒマワリの観察」という題名だけでは、何を観察したのかは分かっても、あまりインパクトや面白みがありません。
もっと読み手の興味を引くように、例えば
「ヒマワリが太陽を向くのはなんで?ヒマワリの不思議な生態」
という風にしたらどうでしょうか。
どんな研究をしたのかが、一目で分かりますし、「観察」だけよりインパクトがあります。
読み手に興味や面白みを感じてもらえる題名にするコツは、題名を引き立たせるキーワードを入れることです。
例えば、不思議、秘密、真実、魔法、驚き、知らなかった、明らかにする、方法、なんで、などです。
このような言葉を使うと、ワクワク感のある題名に仕上がります。
ぜひ参考にしてみてください。
また、「!」や「?」を入れるのも効果的です。
記号を入れるだけでタイトルに躍動感が出ます。
2.この研究を選んだきっかけ、理由
研究テーマ、題名が決まったら、いよいよ中身です。
本文の最初は、なんでその研究をしようと思ったのか、その研究に決めたきっかけを書きましょう。
例えば、「ヒマワリ畑へ遊びにいったら、全部花が同じ方向を向いていてびっくりした。
」とか「ヒマワリはいつも太陽を見ているように見えたので、それが不思議だった」とか。
どんな些細なことでもいいので、自分がその研究をする前に感じた疑問や思いを書きましょう。
きっと何かきっかけがあるはずです。
なんとなく決めた場合でも、研究で自分が何を知りたいのか?
自分の知らないことは何か?
今一度、疑問文にして考えてみると、自然と研究のきっかけが浮かび上がってくるはずです。
「〇〇について知らなくて、知りたいと思った」
だけでも立派な研究動機になります。
簡単でも良いので、研究のきっかけを書いていきましょう。
3.研究の方法と内容
次は、いよいよ本題に入ります。
実際にどんな方法で研究したのか、そのやり方や内容を書きましょう。
- 詳しい研究のテーマについて
- そのテーマをどんな方法で研究するのか
- どんな準備をして、どんな順番で行なったのか
この3つをわかりやすく書きましょう。
ここで大切なのは、「読んだ人がその研究の工程を簡単にイメージができるか」ということです。
例えば、料理のレシピを読んだとき、その料理の工程がイメージできなかったら、困りますよね。
逆に分かりやすいレシピだと、一目見ただけで簡単にそれがイメージできて、真似しやすいです。
これと同じで、読み手が簡単に連想できるよう、すぐにまねができるよう、分かりやすく丁寧に書きましょう。
4.研究の結果
研究の方法と内容を書いたら、次に結果を書きましょう。
これがなかったら、研究で結局何が分かったか分かりません。
また、読み手が一番知りたいのが結果です。
なので、研究結果とそこから分かったことを一つ一つ明確に書いていきましょう。
例えば、「日陰で育てたヒマワリと日向で育てたヒマワリを比べたら、日向で育てたヒマワリの方が大きく育った」という結果が出たとき、この結果から分かったことは、「太陽の光は、ヒマワリの成長を助ける」ということになります。
5.結果から考えたこと、感想
研究の結果や分かったことの後には、自分の考えや感想も入れましょう。
研究全体の感想としては、「面白かった」「〇〇が大変だった」などと書けます。
また、研究結果の感想を書く場合は、「〇〇という結果は自分の〇〇という予想とは逆だった」などと書けますね。
さらに、研究を終えてもっと知りたいと思ったことや、不思議に思ったことがあれば、それも書いておきましょう。
「真っ暗の場所でヒマワリは育つのか」とか「気温はヒマワリの成長にどんな影響があるのか」など。
この研究をしてみて、自分が感じたことや考えたことを書き出しておきましょう。
6.参考にした本やWEBサイト
研究をしていく中で、参考にした本やWEBサイトなどがきっとあるはずです。
自分が何を参考にして研究をしたのか、どこで情報を仕入れたのかを紹介しましょう。
本であれば、本の著者・タイトル・発行年・出版社を最後に書いておきましょう。
WEBサイトであれば、そのタイトルとURLを書いておきましょう。
自由研究のまとめ方は分かったけど、何にまとめればいい?三年生にオススメなのは模造紙!
まとめるにあたって、色々な用紙がありますが、三年生には模造紙がオススメです。
模造紙にまとめれば、インパクトがありますし、大きいので読みやすく発表にも使えます。
また、普段絵を描いたり勉強したりするときに大きな用紙はあまり使うことがありません。
なので、子どもにとっても大きな用紙に文字を書くことは新鮮でより楽しんで取り組むことができるでしょう。
模造紙にまとめる時のコツは、まず、最初にノートやA4の紙などに下書きをし、全体のイメージを掴んでから書き始めることです。
こうすることで、より滞りなくスムーズに進めることができますよ。
また文字の大きさにもメリハリをつけて、読みやすいよう工夫しましょう。
色ペンも使うと、レポートが一気に鮮やかになるので注目されやすくなります。
写真や絵などがあれば、なお良いでしょう。
模造紙以外の選択肢も!自由研究をまとめるのによく使われるもの一覧
自由研究をまとめる用紙は、模造紙の他に、スケッチブック、画用紙、レポート用紙、日記などがあります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、自分の研究内容に一番あった用紙でまとめるのが良いでしょう。
では、簡単にそれぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
スケッチブックや画用紙
メリットとしては、ちょうど良い大きさなので模造紙より書きやすく、発表するのにも使えます。
また、紙が分厚いので絵の具やクレヨンなど色々な画材が使えるでしょう。
デメリットとしては、模造紙よりかは小さいので発表や展示する場合はインパクトに欠けます。
なので、紙芝居のように数枚使うなどして、内容ごとに紙を分けてもいいのではないでしょうか。
レポート用紙
メリットとしては、何と言っても」普段から使っていて書き慣れているので何よりも書きやすいこと。
また、線が入っているので、文字行列がゆがんだりする心配もないのも魅力です。
持ち運びにも便利なので、観察しながらでも書くことができますね。
デメリットは、やはり発表や展示には不向きな点。
その場合は、大きな用紙にもう一度書きあらためる必要があります。
日記
メリットは、日ごとに絵と文字が書けるので毎日観察するような研究に向いていること。
文字だけでなく、絵も書くことでより分かりやすくまとめることができます。
デメリットは、レポート用紙と同じく発表や展示に不向きな点です。
提出用などに利用するのがよいでしょう。
自由研究をもっと見やすく面白く魅せるまとめ方!低学年にもできるコツをご紹介
自由研究を他の子どもとは一味違うものにしたい時、もうワンランク上のものにしたい時はどうすれば良いのでしょうか。
ここでは3つの方法を提案します。
表やグラフをかく
研究の結果を表やグラフで表せば、一目見てわかるので、文字だけのレポートより見やすく分かりやすいものになります。
数値で表すことが難しい場合は、観察したものの絵などを描くのも良いでしょう。
写真をつける
文字や絵だけのものより、写真があるとさらに分かりやすく、どんな研究だったのかがイメージがしやすくなります。
レシピ本の場合も、文字や絵だけより、やはり写真付きの方が読みたくなりませんか。
クイズ形式にする
ただただ、研究の内容を書いていくだけではなくて、途中で研究内容に沿ったクイズを入れるのも効果的です。
読み手が参加できるので、読んでいて楽しくなること間違いなし!
まとめ
いかがだったでしょうか。
コツさえつかめば、あっという間にまとめることができるはずです。
是非是非、色々と工夫して、自分だけのオリジナルな自由研究にまとめてみてください。