出かけ先で、「そういえば、エアコン消してない!」と気がつくことはありませんか。
実家に帰省したときや旅行先で、こんなことに気づいてしまったら最悪ですよね。
泊りがけの外出なら、すぐ家に帰ることはできないし、何日もエアコンがつけっぱなしになります。
何よりの心配なのが、電気代。
私は、普段から節約に気を使っているので、かなり憂鬱になります。
この何日間かの電気代はどれほどになるのでしょうか。
このやるせない気持ちはどうすればいいのでしょうか。
今回は、このような消し忘れたエアコンについて詳しく解説していきます。
具体的な費用、火事の可能性、やるせない気持ちの切り替え方、さらに今後の消し忘れを防ぐための方法もご紹介します。
同じような経験のある方や、エアコンだけでなくガスや電気の消し忘れが心配な方など、
みなさんぜひ参考にしてみてください。
エアコンを消し忘れた時の電気代の時間別まとめ!火事になる可能性や消し忘れ防止策も
「エアコンを付けっ放しにしてきてしまった!」
こんなとき、大体どれくらいの電気代がかかるのでしょうか。
もちろん部屋の大きさや、設定温度、エアコンの商品によって費用は大きく変わります。
まずは、暖房の電気代を簡単に計算する方法をご紹介します。
計算に必要なものは以下の3つです。
(1)エアコンの暖房をつけた時の消費電力
(2)使用した時間
(3)1時間あたりの電力使用量料金
この3つを使って計算していきましょう。
(1)暖房で使われる消費電力は、一般的にエアコンのカタログの「暖房消費電力」という欄に記載されています。
チェックしてみてください。
次に、エアコンの使用時間です。
これは家庭によって全く異なるので、実際に調べる必要があります。
最後に、1時間あたりの電力使用量料金ですが、契約している電力会社の電力量料金を参考にしてください。
電気料金のお知らせで確認することができます。
この3つが分かれば、あとは公式に当てはめて計算するだけです。
- エアコンの暖房をつけた時の消費電力(W:ワット)をA
- 使用した時間(h:時間)をB
- 1時間あたりの電力使用量料金(円)をC
とすると、以下の公式で計算できます。
電気代=A×B×C
これに細かい税金などもかかってきますが、概ね計算したければ3つの要素をかければ電気代を知ることができます。
でも、これをするのも面倒くさい、今すぐ知りたいという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、8~10畳の部屋でエアコンの暖房を付けっ放しにすると、どれくらいの電気代がかかるか、時間別にご紹介します。
付けっ放しにした時間 | 必要な電気代 |
1時間 | 150.4円 |
12時間(半日) | 1804.8円 |
24時間(1日) | 3,609.6円 |
72時間(3日) | 10,828.8円 |
120時間(5日) | 18,048円 |
「塵も積もれば山となる」ということわざがありますが、5日間付けっ放しにすると、かなりの額になることがわかりますね。
お金がもったいないので、消し忘れのないようにしたいものです。
エアコンを消し忘れたまま帰省してしまった…なんとか止める方法はないの?
どんなに気をつけていても、エアコンを消し忘れることはあります。
そんな時、なんとか止める方法はないのでしょうか。
以下に3つ方法をご紹介します。
- 家族や知人に頼む
- 大家さんに頼む
- 最新のエアコンならスマホで操作
最新のスマホで遠隔操作ができるエアコンならすぐに止まることができます。
しかし、そうでなければ、人に頼むほかはないでしょう。
頼む時のポイントとして、どうしても止めなければならない理由を伝えること。
帰省する期間を気持ち長めに伝えるのも効果的かもしれません。
エアコンの消し忘れで火事になる可能性はある?
エアコンの暖房を付けっ放しにしたことで火事が起きる可能性はあるのでしょうか。
基本的にそのようなことは、ありえません。
なぜなら、部屋の温度が設定温度に達すると自動的に運転が止まるからです。
ただし、設定温度が異常に高い場合、可能性はゼロとは言い切れないでしょう。
エアコンのすぐ近くにカーテンなどがあると、そこが過度に熱されて火事が起きる場合が考えられるからです。
エアコンの設定温度は適温にしておくのが良いでしょう。
普段節約してるのにエアコンを消し忘れた…やるせない気持ちはどうしたらいい?
節約生活しているのに、こんなところで、、、
やるせない気持ちで気分が落ち込んだりしませんか。
せっかく出先なのに、それが頭にちらついて楽しめない!なんてことも。
このやるせない気持ちは、どうすればいいのでしょうか?
やるせない気持ちの解消法、気持ちの切り替え方、そしてエアコンの件を忘れてその場を楽しむ方法をいくつかご紹介します。
やれそうなものがあれば、ぜひお試しください。
やるせない気持ちの解消法・切り替え方
やってしまったことは仕方ありません。
一番即効性があるのは、まあいっかと割り切ることです。
人間だもの。
失敗することが当たり前。
そんな風に考えることができれば、やるせない気持ちなんてどこかへ行ってしまうでしょう。
とは言っても、そうは簡単に切り替えられない、という方もいらっしゃると思います。
やっぱり、やるせない・無駄な出費をしてしまうことに落ち込む、今までの節約はなんだったんだ、と怒りが湧いてくる人もいるかもしれません。
そんな時は、そのネガティブなエネルギーをプラスなエネルギーに変えましょう。
例えば、
今回の損害費をはっきりさせて、その分何か我慢する。
そうすれば元が取れます。
また、この失敗を逆手にとることもできます。
今回の出費を取り返すように省エネ・節約術を学び、一層励む。
そうすることで、さらに節約がうまくなりお金がたまるかも。
要は、ものの捉え方です。
エアコンの消し忘れは、経済的に見たら確かに損害といえるでしょう。
しかし、経験や学びの基準でみれば、それはプラスの経験です。
「何事も経験」という言葉があるように、経験には失敗も成功もないからです。
一見ものすごくマイナスだと思っていた経験が、のちにものすごくプラスになったなんてことありませんか。
全ての経験は必ずプラスになります。
この考え方になれたら、ネガティブなやるせない気持ちもプラスのエネルギーに変わるのではないでしょうか。
今後気をつけると決めて、今回は良い経験だったなと思えたら今を楽しむエネルギーが出てくるはずです。
それこそが、エアコンの件を忘れてその場を楽しむ方法です。
エアコンの消し忘れを防止する方法4つ
今後、エアコンの消し忘れを防止するためにどんな方法があるのでしょうか。
4つの方法をご紹介します。
エアコンの風が見えるようにする
普段、エアコンの風は見えません。
さらに、最近のエアコンは静かなので、運転していても気がつかないなんてこともあり得ます。
これを防止するのが、「風の目視」です。
エアコンの風が出る吹き出し口にビニールの紐などを貼り付けましょう。
そうすれば、エアコンから風が出るとその紐が揺れ動き、風を目視することができます。
そして、エアコンを消し忘れる可能性もかなり低くなるでしょう。
チェック表を作る
家を出る前に、確認するチェック表を作りましょう。
電気、ガス、エアコン、窓など消し忘れ・開けっ放しがないようチェックするためのものです。
最初は面倒かもしれませんが、習慣化してしまえば自然と外出前にチェックするようになるでしょう。
ポイントは、習慣になるまで続けることです。
タイマーの活用
エアコンはタイマー設定をすることができます。
どうしても消し忘れてしまう、という方はこのタイマーを活用しましょう。
エアコンの電源を入れるときに、必ず3時間、5時間といったようにタイマー設定をしておきます。
そうすれば、外出時に消し忘れたとしても、設定した時間になれば自動的に止まるでしょう。
消し忘れて大出費することも無くなります。
遠隔操作ができるエアコンにする
最後は、最新のエアコンに買い換える方法です。
最新のものの中に、スマートフォンで操作できるエアコンがあります。
これなら、出先で消し忘れに気づいても遠隔で電源を切ることができますよね。
エアコンが古かったりして買い替えをお考えの方は、遠隔操作のできるエアコンを買ってみてもいいかもしれません。
まとめ
以上、消し忘れたエアコンについて費用、火事の可能性、気持ちの切り替え方、そして今後の対策でした。
いかがだったでしょうか。
損害の大小に関わらず、皆さん一度はエアコンの消し忘れを経験したことがあるのではないでしょうか。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。