お子さんのピカピカの新しい靴。
「雨の日に新しい靴をおろすと縁起が悪い」
そんなジンクスを聞いたことありませんか?
雨の日に新しい靴を履かせようとして
ふと、そのジンクスが頭をよぎったりするものです。
雨の日に新しい靴をおろすと
本当にお子さんに悪いことは起きるのでしょうか。
縁起が悪い。
お子さんに悪いことが起こる。
それが、本当でも迷信でも不安になるものです。
雨の日に新しい靴をおろすとなぜ縁起が悪いのか。
うっかり雨の日に新しい靴をおろしてしまった時の
対処法をご紹介します。
また、新しい靴をおろす時にまつわる
他のジンクスもみてみましょう。
雨の日に新しい靴をおろすのは縁起が悪いって本当?悪いことが起こってしまう可能性はある?
雨の日に新しい靴をおろすのは縁起が悪い…というジンクスは確かにあるのですが、
しかし、これはあくまでジンクス。
実際に悪いことが起こる可能性というのはほとんどないと言って良いでしょう。
雨は昔から負のイメージが強かったため、そのような日に新しい靴をおろすのはあまりよくないと言われてきたんです。
そのために定着したジンクスですので、現実的に「まずいことが起こる」「不幸になる」といったことはありません。
ただ、関係ないと言っても悪いジンクスって気になっちゃいますよね。
それでマイナスの気持ちになってしまったり、偶然悪いことが会った時に「ジンクスのせいだ!」と思ってしまうこともありますので、「ジンクスのせいで悪いことは起きない」と完全に言い切ることはできませんけれど。
「雨の日に新しい靴をおろすのは縁起が悪い」ジンクスの始まりっていつ?由来をさらに詳しく!
「雨の日に新しい靴をおろすのは縁起が悪い」
このジンクスの始まりがいつなのか。
こんな章を設けておいて言うのもあれですが、
その正式な時期というのはわかっていません。
ですが由来としては先ほども触れましたように、
昔から、雨=悲しみ、涙という
負の感情のイメージを持たれていること。
このことから、雨の日に新しい靴をおろすのは
良くないとされる理由の 1つとなっています。
そして、もう 1 つ。
雨の日の外出では、靴が汚れますよね。
また、つまずきやすかったりもします。
これが、人生のつまずきを連想させるという理由から、雨の日に新しい靴をおろすのは縁起が悪いというジンクスに繋がったとも言われています。
他にも「新しい靴をおろす時」に関するジンクスはたくさんある!
新しい靴を夜おろすのは縁起が悪い
新しい靴を夜おろすのは縁起が悪いというジンクスは
夜=死、危険な時間帯という連想から生まれたジンクス。
簡単に由来を説明していきますね。
まず、1 つ目の由来は江戸時代に遡ります。
街灯などない真っ暗な夜。
真っ暗な夜に外出することなどほとんどなく
夜の外出というとお葬式やお通夜。
お通夜には新しい靴を履いて出かけたことから
新しい靴を夜におろすのは縁起が悪いという
ジンクスが生まれたのです。
2つ目の由来、こちらも江戸時代の話です。
お葬式は、死者に新しいわらじを履かせ
極楽浄土へ旅立たせる儀式。
夜に新しい靴をおろすのは
まさに、死者に新しいわらじを
履かせ旅立つことを連想させるのです。
こういった理由から、新しい靴を夜に
おろすのはいけないとされたんですね。
3つ目の由来。
これは、比較的近年の考え方ですが、
夜は夜逃げや、犯罪などが起こりやすい時間帯です。
そんな危険な時間帯である夜に、新しい靴をおろすのは縁起が悪いというわけです。
(なんかもはや関係なくない?って感じではありますが。)
新しい靴をおろすのは午前中が良い
新しい靴を午前中におろすのが良いというのは
新しい靴を午後におろすのは、葬儀を連想させるためです。
その由来をみてみましょう。
明治時代から大正時代にかけては
遺骸を自宅から火葬場や埋葬する場所まで
列をなして運んでいました。
これは野辺送りと呼ばれ、
主に午後の時間帯に行われていました。
そして!
この野辺送りで履く草履。
これは特別に新しく作った草履を履く決まりがあったため、
午後に靴をおろす=葬儀という連想に繋がるのです。
それで新しい靴をおろすのは午前中が良いというふうに定着していったんですね。
新しい靴をおろす時は大安や先勝に
大安や先勝が縁起の良い日であることは皆さんご存知ですよね。
縁起の良い日に靴をおろすのは縁起が良いとされています。
新しい靴をおろす時には玄関を出てから履く
新しい靴を家の中から履き、
そのまま外に出るのは縁起が悪いとされています。
昔の野辺送りという風習では、
新しい草履を家の中から履いたまま外へ出るのが決まりです。
そのため
新しい靴は玄関を出てから履くと縁起が良いとされているのです。
うっかり雨の日に新しい靴をおろしてしまった!どうしても気になる場合の対処法!
うっかり雨の日に新しい靴をおろしてしまった時の
対処法は、靴を新品ではないものとすることです。
- 靴にペンでばつ印をつける
- 靴底にツバをつける
- ライターで少しあぶる
- 鍋底でこする
新品でないものとして、少し汚すことで
雨の日に靴をおろしても問題ないということになるんですね。
ちなみに。
ペンや鍋底でこすり黒い汚れをつけるのは
灰やすすには厄除け効果があるとされているため。
今では灰やすすが日常生活で手に入るのは
少ないため、代わりにペンや鍋底で黒く汚すのです。
そして。
火であぶるのも、火には厄を払う力があるとされているため。
さらにもう 1 つ。
新しい靴は足になじむのに時間がかかり転んだりすることで怪我をするという考え方もあります。
そのために、けがのないように新しい靴を少し汚し、
新品ではないことにするわけなんです。
昔は街灯もなく真っ暗。
道は舗装などされているなずもなく凸凹。
旅といえばかなりの長旅。
昔の人にとって外出する時の靴は
かなり重要だったのです。
そこから
靴を少し汚し、縁起を担いでいたのです。
【まとめ】雨の日に新しい靴はおろすのは縁起が悪いというジンクスが!新しい靴は晴れた日に気持ちよくおろそう!
お子さんの新しい靴をおろす時。
晴れた日にと思っていてもうっかりしてしまうこともありますよね。
そんな時にふと頭をよぎるのが、
雨の日に新しい靴をおろすのは縁起が悪いなどのジンクス。
うっかりしていたとはいえ
我が子に悪いことが起こるのでは?と不安になったり焦ってしまいますよね。
雨の日に新しい靴をおろすのが縁起が悪い、
それは、雨に悲しい、涙などのイメージやつまずくなどのイメージがあるから。
雨の日に新しい靴をおろすことで
悪いことが起こるわけではありません。
しかし、ジンクスが気になるという時には
靴を少し汚すことで対処できます。
厄除け効果があるとされる灰やススをイメージし、黒のペンや墨で靴底を汚したり鍋底で靴底をこすったり。
また火も厄を払うことができるため靴底を少しあぶるという方法もあります。
これは雨の日に新しい靴をおろした時だけでなく他にもある新しい靴にまつわるジンクスにも使えます。
例えば、新しい靴は午前中におろすのが良いというジンクスもありますが、午後になってしまった時。
新しい靴を夜おろすのは縁起が悪いというジンクスもありますがどうしても夜靴をおろさなければならない時。
こういった場合にも、
対処法を実践することができます。
古くからの風習や考え方で新しい靴にまつわるジンクスはたくさんあります。
また、雨の日は単純に新しい靴が汚れてしまいもったいない…と思う方も多いですよね!
ぜひ、晴れた日にできれば午前中に新しい靴をおろりてみてください!縁起もしっかり担いで、その後も気持ちよく靴を履くことができますよ。