やかんは毎日使っている割には
使う度に洗っていないものですよね。

私はお湯を沸かしているだけなので沸かし終わったら
そのままガスコンロの上におきっぱなしにしています。

気付くと表面が油っぽくベタベタザラザラと汚れているものです。

ピカピカにしたいと思っても意外と汚れが落ちません。

強い洗剤ではなく自然素材の重曹と酢を使って
やかんをきれいにできる方法があるのでご紹介します。

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重曹でやかんを洗う時の注意点


1.頑固な汚れでもたわしなどでゴシゴシとこするのはNGです。

やかんの表面に傷が付いて、汚れが落ちてもくすんでしまうので
こするのはやめましょう。

2.やかんがステンレス製であるかどうかは必ず確認しましょう。

アルミ製のやかんで重曹を使うと化学反応を起こして
変色してしまうことがあります。

磁石でくっつけばアルミではないという判別方法もありますが、
実はステンレスは磁石がつくものとつかないものがあるので
それだけでは判別ができません。

一般的には輝きがあるほうがステンレス製、
白っぽい光沢があるほうがアルミ製と言われています。

自信がない方はとりあえず重曹を使うのは避けた方が無難かもしれません。

重曹は強いアルカリ性です。

水に溶いた重曹を触ってみるとわかるのですが、
非常にぬるぬるしています。

これはアルカリの成分が皮膚のタンパク質を溶かしているためです。

よって手が荒れることがあるので作業はゴム手袋をした方が良いですね。

ステンレスやかんの外側は「重曹」でピカピカにする!!


やかんの外側の汚れは油汚れです。

やかんをキッチンのガスコンロに置いていることが多いご家庭の場合
揚げ物や炒め物で飛んだ油がやかんの周りに付着し
油汚れを形成します。

油汚れは少しずつ蓄積されていくので
よく見たら汚いベタベタと黒ずんだ汚れになってしまってます。

重曹が汚れを取る理由

重曹は水に溶かすとアルカリ性の性質を持ちます。

反対の酸性のものと結びつき、働きを打ち消して
水に溶けやすい性質に変化させます。

この酸性の性質を持つ代表が油汚れです。

クレンザーとして使用可能!

重曹は粒子が細かく水に溶けにくい性質があるので
水と混ざってもペースト状になります。

これは油汚れに効果的でこびりついた汚れにくっついて
クレンザーのように擦り落とせます。

やかんの外側についた汚れの落とし方

重曹をつける

やかんを濡らして重曹がくっつきやすくして、
たっぷりと重曹をふりかける。

クッキングペーパーを湿らせてやかんに湿布する方法もあります。

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放置する

30分ほど放置し汚れが分解されるのを待ちます。

こすり落とす

古い布や伝染したストッキング等でこすり落とします。

お湯で洗い流してきれいにします。

※あまりにこびりつきがひどいような時は

バケツなどにやかんを入れて重曹と熱湯を入れて放置しておくと、

汚れが落ちやすくなります。

やかんの外側の汚れは、コンロの近くにやかんを置いていることで
料理中の油が付いてしまうのが一番です。

できればお湯を沸かした後、乾燥させて
油はねをしないところにやかんをしまっておくと
汚れが付くのを予防できます。

ステンレスやかんの内側は「酢」で新品のように復活させよう!!


内側は外側の汚れと違って白くカサカサとした汚れがついています。

この白くカサカサした汚れはカルキ汚れです。

このカルキ汚れは電気ポットの中でも見られることがあります。

カルキは水道水に含まれるカルシウムなどが原因で
水道水を沸騰させることでカルシウムの結晶してカルキとなります。

それがステンレスにこびりついている状態です。

人体には害がないものですがちょっと見た目が気持ち悪いですね。

カルキの付着したステンレスやかんで沸かしたお湯では
飲み物も美味しく感じられません。

酢が汚れを取る理由

白い水垢の主成分は炭酸カルシウム。

炭酸カルシウムは酸と反応する性質があります。

炭酸カルシウムと酢酸(お酢の主成分)が反応すると
酢酸カルシウム二酸化炭素水ができます。

炭酸との繋がりが切れたカルシウムに酢酸がくっついたのですが
この酢酸カルシウムは水溶性なので水と一緒に洗い流すことができます。

酢酸の代わりにクエン酸やレモンでもほぼ同じことが起こります。

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やかんの外側についた汚れの落とし方

やかんに酢を入れる

やかんに水をたっぷり入れ、酢を1/2カップ程入れる。

沸騰させ放置

火にかけ沸騰させたら火を止め、20分以上放置する。

こすり落とす

やかんの中をすすぎ、こびりついていた水垢取ることができます。

これでもこびりついている汚れがあったら、
割り箸を使って汚れを取り、ぬるま湯などで洗い流しましょう。

カルキや水垢は毎日使っているとについてしまう汚れなので、
こまめに酢を沸かして汚れを落としておくといいでしょう。

まとめ

見た目も触ってみても頑固に汚れているやかん外側は重曹を使って
内側は酢を使って簡単に汚れを落とせたと思います。

汚れをためる前にこまめに掃除することで、
取りにくくなる頑固な汚れにはなりません。

綺麗になったやかんで気持ちよくお湯を沸かしてみてください